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我が日本,月日がなくて火山,水害,木,金,土の一週間!
→我が日本,月日がなくて火山,水害,木,金,土の一週間!な~んちゃって!
エ-,もう7月のあけて一週間がたとうとしています。このところウチも2軒目が出来たので,大忙し。すこし,物書きの時間がありませんでした。
このところの梅雨の大雨でいつのまにか,台風なみの被害が出ていますね。広島では死者の数がじわじわ増え続けて30人に迫る勢いだ。けれどもなぜそうなるか考えると不思議でならない。裏山が崩れたとか川が決壊したとか,高速道路沿いの山林が伐採等で荒れまくり,木が死んで水をとめられないとか,ごくごく当たり前の昔からあった話し。そんなことで人は死んでしまうのだ。どこに文明とやらが存在するのだろう。どこに国民の税金が使われてきたのだろう。もともと治山や治水は人のためだったのが,いつのまにか目的が曲げられたのだ。そう思わない?
我が苫小牧でも,最近苫小牧の霊山,樽前山の登山が禁止されるとかされないとか。前の頁に報告してあるように,火山性の活動のせいらしいが,2ケ月もたってからあれは火山の噴火だった可能性があるとか騒いでいる。その間に一体何千人の人が火口近くまでいったことか。死人がでなかったからそれでよしってかい?
テレビニュ-スでも言っているように,今度の中国地方中心の大雨や土砂災害も,あれだけ関西や奥尻の地震の反省があったのに,やはり初動がおくれることもあったとか。なんべんも言うけど,システムを作ってもダメ。システムのプロモ-タ(起動者)が必要なんだ。それは人。危機感を持った人。システムというモノも人が動かす。まっさきにスコップ持って走りだし,いろんなことを思いめぐらしながら,「オ-イ,オマエはあっち,オマエはこっち!」と叫ぶ人が必要で,これはエライ学者がいくらシステム理論を振りかざしてもダメだと言うことがまだわからないらしい。
私の参加しているメ-ルの会があるけど,そこでたまにヘリの救急搬送についての話題が出る。日本には既に救急,防災ヘリは沢山あって,それぞれに活躍しているのだが,いまだに,その初動に問題がある。そのために,ある自治体ではすでにヘリの搬送は当たり前なのに,ある自治体では,何億もかかったヘリだけがおいてあって,物見遊山的な「訓練」が行なわれるだけだから,いつまでたってもある人は「なぜ日本ではヘリの搬送がこうも困難なのだ」と問いかけ叫び,ある人は,「ヘリで出動した」実話を淡々と語り,といった具合で,永遠に回る走馬灯のようで,なんで,この人達はこんなに暇なんだろうとつい思ってしまう。ごめんね。
簡単。あるのだから,使えばいいのだ。ただそれだけ。法律?それは人のためにある。それに,今どき,法律の方がインテリの頭ン中より,進歩が速い。法律は人助けのジャマをしていない。いっても無駄だから我が道をゆく。
日本人はツクヅク理屈,つまりシステムを捏ねたり,実際にやってしまう人をねたんだり疎んだり無視したり,そのくせ,そういう人が学会とか作って衆人の面前に出れば,責任に押しつぶされるのか,何にもしなくなったり。訳がわかんないところがある。
いくら,技術がすすみ,科学が進歩しても,それを応用するだけで,編み出すオリジナリティがないんだから技術の意味がわかっていない。今日もソバ屋で,ある商売の社長らしいひとと,役人らしい人が話しているのを聞いていた。
シャチョ-いわく;「今はインタ-ネットで自分がほしいものを選んで,取り寄せるから,こちらの胸三寸で商売がやりにくくなったワイ」
役人いわく;「地域でものを買っていたのが,日本に広がり,世界に広がったんですね。人間関係で商売する時代でなくなった。いつのまにか流通革命がおこっているんですね。」
シャチョウ答えて;「ほんといつのまにかね。」
違うんだっての。インタ-ネットが考えられた時,考えた人は,それを目的に考えたの。インタ-ネットを道具としてオリジナルを作った人と,インタ-ネットを押し付けられてそれを使う「目的」で買った人のメンタリティの違いなんですね。
ことほどさように,オリジナリティの欠如は,深刻なシステム(=宝)の持ち腐れになるわけで,我が日本,21世紀もこのように人に「してもらった先進国」でありつづけるとしたら,一体どれだけの犬死にがこれからも繰り返されるかと思うと,ただただ,心からなくなったひとの御めい福をお祈りするだけです。(99.7.6)
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暑い夏の思いで。「大魔王」くるまえに,「大魔神」は手術したの巻
→なに,下の文章,全然関係ないっていう訳?イイの!暑いンだから!
カ 開院!
やれやれ,やっとクリニックが開院出来た。一人で2ケ所だから,役所も医師会もすぐには,ウンと言わない。言えなかったのだろう。法律的には問題なくても,2ケ所する理由がキチンとしていないと,ダメらしい。例えば,2つを方安庵浜町クリニック(Hama)と方安庵青雲町クリニック(Seiun)とするとすると,Hamaに午前中行き,午後Seiunに行き,急病センタが開くまでの午後5時から7時までをまたHamaに行くというのではダメだというのである。それで,Hamaに4時までいて,それ以後急病センタの開く7時までは良いと言う。理由は,1人が2ケ所兼務で管理するのは,僻地(ヘキチ)で,他に病医院がないとき,仕方なく,という医療法上の解釈があるんだそうだ。マ,店閉まいしたあと,7時に急病センタが開くまでの間,患者さんが,こまるから,その間,自分チで,患者みるなら,町ン中でも2ケ所一人でやっていいよ,ということらしい。で,この法律,昭和23年に出来た。当時我が苫小牧市ができた年だったかな?その当時つまり勇払郡苫小牧村の頃の法律を今適用しようというのだから,さぞや,若い役人さんも大変だったろう。結局,朝の8時半から夜の7時半までお仕事することになった。だれか,北海道で医療と,ボランティアヘリの練習したい人いないですか?医者じゃなくてもよい。私がドクタ-ヘリ(このヘリ,前も書いたが,helicopterだけじゃなく,もともとは,消化器科なんで,胃に住むバイ菌helicobacter(ヘリコバクタ-)も掛けてる訳で。これ,2年前,医師会の口演で言って来た。)だから,ヘリナ-スでもいいんだけどォ!
マ 末端のお役人(小役人?)考
けれど,市が防災ヘリの用地を貸してくれた(このときも,ホヤホヤの市の職員,ミニスカのにあう可愛いネ-チャンだったけど)なんと,7-800頁の単行本位の厚さぐらいの書類を2ケ月もかけて揃えていたの見たから,さぞや大変だったろうと同情しちゃう。で,なんでもダメと言っていた頃から考えたら,国(この場合は保健所)も自治体(市役所)もずいぶん個人の訴えに前向きな姿勢が出来たものだとも思うわけで,裾の側(国民の窓口)の役人は,かなり開けてきた,ということかもしれない。以上の2点で,ボクは,生まれて初めて,役人に感謝した。そうでもないか,あれは学生時代,東京は町田市に住んでいたころ,広島ナンバの車で,黄色の車線を追い越しかけ,30キロの所を倍で走り,一時停止を無視し,おまけに,小田急の線路を停止せず渡ったところで赤灯が点滅,若い巡査が怒って走りよって文句を言っていた後,巡査長の方が後から来て,オレの顔を見て,「どこの学生だ」と問う。「北里です」と答えると,「おまえ,全部たしたら点数ない。今後はしないように」と言って,なんと,若いほうをマアマアとなだめながら,連れてった時も感謝したッケ。(以後一時停止と安全確認は怠ったことがないから,彼の行為は立派に粗暴運転の若者を甦生させたわけだ)。あとは,八戸高速道で58キロ超え(きっとこれ以上は測れなかったんだな,ヨッカタンダナ,ウン)で検察いったときも,コチコチの検事補だと思っていたおじさんが,何故と問うから,「交通事故撲滅の一環としてのデ-タ取りで飛ばしていた,その結果は,旭川の学会で発表するのだ」というと(これ100%ホントの事実。みなさん信じないでしょう。),なんと,行政処分だけにしてくれたときも驚いたが感謝した。英語での発表だったから,こちらもリキが入っていた。チト,やり過ぎだったとは思う。ま,役人と一口でいっても色んな人がいるわけだ。要は,人の行動をどっちかに,つまり通すか,拒否するかを判断する立場になったとき,あいての言い分を最大聞こうとする態度があるか否かは,いろんな決定の裁量で,もっとも高次な判断なわけだ。こういう人が有事の際の責任者にいてほしいね。
カ かの国事情とわが国つまり頂点役人(=大役人?)考
さてさて,ヨ-ロッパでは,英国がかっての大英帝国の勢いを取り返しつつあり,ECにエネルギ-をそがれた,ドイツ,フランスを経済的に追い越しにかかった。バルカン半島の取分も巡ってアメリカも入って踊る会議を始めたし,「大魔王」を降らそうと北朝鮮が頑張っている間に,日韓合同の軍事訓練をやっている。なんかさァ,我々も含めて「末端は」情報公開の知的な波がすこしずつ浸透してきたのに,肝心の国々が,かってなく右傾化しているのが気になるではないか。19世紀終りぐらいになっちゃった。つまり,頂点側(国民に一番遠い方)の役人は前より危険かも。だって,政治家は,すっかりかいらい(なんの?役人の?)になった。国家国旗法,盗聴法案見てみ,学校のホ-ムル-ムじゃあるメエに,国民の代表きどりで,右から左に多数決で押すなよ。これに,破防法が改正になってみ,大正時代や昭和初期のように,イデオロギ-で命賭けて反対するやつァいネエンだから,もっとひどいことになる。いくら20世紀中にいろいろ決めときタオったって,2000年と2001年の間に,南北朝鮮の国境の川みたいに,はっきりと境界があるわけジャなし,いいジャねえかよ。こだわらなくって。21世紀がなんだっテンダヨ!こまるのは,岡山名産「20世紀」だけじゃネエかよ。なあ。
ワ わが身
暑い夏だ。80才の道産子バアちゃん患者が,「こんなの初めて」と口をそろえる。最高でも24,5度の涼しい苫小牧はどこに行ったんだ。広島じゃ20度も過ぎればみんなク-ラ-よ,ク-ラ-!それが,こっちじゃ,30度超えても,扇風機が関の山。いい加減バテるゼイ! でも,この暑いナツのお陰で,「広島」も「長崎」も忘れなかった。きっと,「終戦記念日」も忘れないだろう。どっかの「かくれ独裁者モドキ」が,靖国神社参拝も合憲化しようと懸命なことも。国旗も国家も,そして,死んでいった,「兵隊さんたち」御先祖も,一人ひとりの国民の「心のよりどころ」であって,国家のよりどころではない。国家が存在する前に,国民の主権が存在する,そんなステキな日本国憲法は,世界の宝だ。守るなら,ヤイ,これ守れヨ,ジジ(自自)公!(失礼,不適切な表現でした。まるでなみはや銀行のようにハ,早く心から消してください!ドモドモ)
又失恋して一人になった。どうしても昔のカミさんが忘れなれないナサケなさ。身重の「姪っこ」ことニンちゃん(仮名)と,9月結婚のネ-さん(仮名)の3人のデコボココンビの我が方安庵(ほわわん,と読む)2軒を3人が走り回って一日が終わる。一応,趣味(医師の事。注,医者の皆さん,仕事をバカにしているわけじゃないからね。これには訳があるんです。またこんど。)が片が付いた格好なんで,またゾロ本職のヘリパイに戻りたい,と願っている。まずは,機体捜しだ。皆さん,言い智恵かしてヨ!(99.8.10 夏。「大魔王」が来る前,「大魔神」は手術した。)
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日本全国「井の中蛙症候群」?の巻
→さあ,スッタモンダのあげ句,新クリニックが出来上がり,診察も始めた。まず朝6時半起床。朝弱いので,ツライ!愛犬ケン,マリの2匹,1羽のウンコの世話から始まり,犬どもがボケないように芸を一通りさせてから出勤が8時。8時半から診察始めて昼1時間休憩してまた診察。午後4時に終わったら,4時半から新しい方でバタバタ。まだ暇なので,食事など作りながら7時半終了。この前なんか,もう患者こないと思ってキムチをいじってたら,最後の患者。はい,どうしました,って聞いてるそばから,オハナ,クンクンとかされました。イヤイヤ。そんで,食事終わって8時過ぎにやっとマリの頭をなでてホっとするわけです。じゃ忙しいかと言われても困っちゃう。なにしろたかだか30人を時間延長で9時間かけて診るわけですからね。と,いって暇じゃない。レジから薬,レントゲンとやることは沢山ある。3分間診療,なんて一体ナ-ニ?オジサンそんなもの知らナ-イ!なにしろなんでもカでも自分でやるわけで,人に一々ア-ダ,コ-ダ言わなくて済むわけで。人がニガテなドクタ-ヘリ君としては,人の心配をよそにかえって気が楽なわけでして。問題は,いくらケチケチの出発だったとは言え,患者が増えないのに2件分の光熱費とかになったわけで,サイフの中をみるのがコワ~イ。とかいいながら,新しいヘリを捜す毎日です。
さて,やっと一息で世の中を見回すと,トルコの大地震。本当に気の毒です。けれど,あれって,天災?人災?関西の地震も地勢学的には有り得た訳で。あそこも断層の真上。世界しか地理でならったのを覚えている。その断層の上を数十年かけて東から西に連続的にひどい地震が起こっている事実。なのに,人間て何もしないの?出来ないの?
ジャ,現実にいつか起るだろう地震を恐れて,遷都したり,住居を移ったり,君ならできるかい?危機感というか,動機,それに見あったお金。貧しい人も沢山。長い長い歴史。人の智恵とは一体なんなんだろう。
国内に目を移しす。相変わらずヘンな事の連続!「井の中蛙症候群」まん延中。日本全体の雰囲気 むしろ「井の中蛙症候群」を気取る日本人老いも若きも。「エラもん」と「ワルもん」の区別のない日本。せっかく中田が頑張ってサッカ-で韓国に40年振りに勝っても,一体そんな世の中でどうやって本気でウレシイと思えるでしょう。
「井の中蛙症候群」とは。
定義:自分のこと精一杯で人の事は考えない。
基本診断
1.いっけん楽しそうだし,病識はない。
2.いっけん人の輪にはいっている。
3.いっけんしてCG,TV,アニメのキャラクタのニオイガする。
4.いっけんしてややこしい話しにはまず「わからない」と答える。
5.いったん「わからない」と答えたらとことん「わからない」顔をする。
6.いっけんふまじめだが妙に真面目な面がある。
注)基本診断の覚え方の対策 「一反に五軒」の家??
病理診断 利己主義
鑑別診断 個人主義
注)診断の覚えた。利己主義は排他的集団埋没型 個人主義は共存的一匹狼型。
ちなみに,このビョウ-キの人はこの違いが絶対にわからない。これを「病識の欠如」という。
症例1 九州の保険金殺人。すごいネエ。まあ,長男がいれば,次男はいらないか。愛人におどされた,って?だって,愛人と共謀して,だんなを殺したわけでしょ。それをネタにおどされたのなら,愛人殺せばいいじゃない。どうせなら,愛人殺して,だんなを殺した罪を着せれば,一生シャバで暮らせたんじゃないの。死人にクチナシなんだもん。そして,新しい愛人作ればいいと思うんだけど。
症例2 神奈川の警察もすごい。なにが凄いったって,エッチ写真とられたマルガイの女の子をゆすって,金と体を迫るなんて,昔から「水戸黄門」なんかの筋書きでもありそうだもん。だって,地のヤクザが十手持ってる黄門様のお話,10年以上見せられてるもの。いまどき子供だって驚きゃしないよ。びっくりするのは,トップだよ。トップ。記者会見みた?あれじゃ,実際に被害者が警察に勇気だして届けても,加害者が警察官の場合に限り,実際に金や肉体の授受が行なわれなかったから,「なぜなら交際を迫っただけだから」罪にならないと言ってる。気が狂っているとしか言いようがない。そんなこと理由になるんだったら,セクハラの罪なんて今後絶対に存在しないよ。それに,あの謝りかた,自分だけ,ブゼンとしてチョコっと頭下げるだけ。自分がしらず,そんな末端のサツカンがやったことまで知るかよ,おりゃ忙しいンジャイ,こんなチイさなことで大事なキャリア潰されてたまるかってか。あいつバカだよ。
症例3 新潟の毒物事件。自分が上司のホモダチにされたからって,どうして,他人を傷つける。
こりゃあ,やはり,「井の中」に居るほうが楽なような。某○○の独立記念日も迫ってますし。(99.9.8)
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スピ-ドは解散,世紀末は,やっぱり核爆発?の巻
→まずは,核の国内版から。スピ-ド解散なんて淋しいね。
皆さん御存じのように,マスコミの論調は,なぜ事故が起きたのか,今安全なのか,責任はどこにあるのか?などを中心に報じた。きっと,土下座した社長は,監獄にいれられるだろう。
しかし,
1)どんなことでも起りうる。なぜならhuman factorが存在するから。
取扱の裏マニュアルが存在し,それも無視する「会社に良い人,今悪人」が,現在死にかけて治療を受けている人です。気の毒。御家族は,おろおろしながら,世間から「おまえの亭主,助かっても監獄行きだぞ」と強迫されているようなものだ。報道は抑えるべし。とくかく,家族をイジメるなよ。
2)現にその場に居た消防隊の人の話しを聞く機会があったが,なぜ,救急隊が被爆してしまったのか。例えJCOの人が悪い人で,どっかの原発のナトリウム事故の時のように黙っていたからなのか。
さらに,事故を終わらせる方法が確立していなくて,結果として,何人かの人間の捨て身の水抜き作業が必要だった。その人達も,まあ,連帯責任があるにせよ,犠牲者であることにかわりない。マニュアルがあっても,表だろうと,裏だろうと,頭になるヤツいなきゃだめなんだよ。いいかげんわかんなさいよ。マニュアルとは机で作る。あろうがなかろうが,火急の時に「命令」出来る人間がいなきゃ,リモコンのない,鉄人28号なわけよ。
3)なぜ,5時間もかかって周囲の住民が知らされたのか?その間,色んな機関の人が工場の事で右往左往したのに違いないのに。これも2)に同じ。しかも,近くの測定点で,異常な中性子線が記録されたのに,ア-チファクトだと思って報告しなかったおバカがいるみたい。これも2)に同じ。いつもの私の主張。「アタマ」になるヤツじゃなかったんだな,この人。常識の範囲で者を考える人間に,こういう場での判断は出来ない。と,言うことは,一々自分の出生も含めて物事の判断をする「おとな」には,無理。システムは,玉手箱に宝を集めて喜んでいるジャイアンツと同じかな。沢山もってても勝てないよ。巨人といえば,また,広島くんだりから,一人宝を手にいれたようだけど,所詮持ち腐れにならないように。上原だって,巨人が優勝から遠ざかってカントクが捨て鉢にならなければ,頭角を現さなかったような,と感じたけど。どう?
ま,なんといっても問題は,現場カントクなんですよ。戦争なら軍曹,ていう人?「ダン,ダン,ダン,ダダダダ!,タタタタッタタ-タタ,タタタタタァ!,スタ-リング,ビッグモァアロウ・・・」なんてね。なつかしいねエ。これだよ。これ。システムなんて,学者に作らしときゃいいんだよ。机でなにかするのがお仕事なんだから。肝心の現場の人間は,よく工務店の垂れ幕かかってるじゃん。今日も「安全,一に点検,二に点検,災害にそなえる心構え!」だよ。常に,平和だとなかろうと危機感をもって,イメトレの出来る神経質で非組織的かつバランス感覚のある人間。それがいて始めてシステムが動く。学者がシステムをつくり,現場がそういう人間を許容しなくてはだめだ。江戸時代でいえば,出来のよい旗本,かな。普段は,邪魔でもいざというとき生きる人間をどう,組織で生かしておくか。組織人間に真剣に考えてほしい。
4)もう安全みたいに言われ,「中性子線」に焦点に当たって,それが消えたから大丈夫とか。原爆広島を故郷とする人間には信じられないことだ。直接の被爆は,確かに中性子線による障害はγ線より強いが,放射能,という面からいえば,γ線の方がコワイ。しかも半減期がながく人体に残ったり,人体からもある程度放出されたり,あるいは,自然界や空中にある物質に閉じこもって,放射能として残るのである。被爆した人も,遺伝子異常を生じ,時間がたってから発癌したり,あるいは継代される。被爆者が46人いて,3人重症と言えば,知らない人が聞けば,それで終わったか,と思うだろう。よく,東京生まれの下宿のおばさんが,私に言ったものである。「シロ島,シロ島ってェけどさ,東京の空襲だって,焼夷弾が雨のように降ってきて,何万もの人間が死んだよォ。・・・・」そりゃ,その場で死ぬのはね。
あのね,原爆で死ぬのは,直接だけじゃない,そこに恐ろしさがある。下宿のおばさんになんど言ってもわかって貰えなかった。現にチェルノブイリでもスリ-マイルでもいまだに,人が亡くなっているのである。病気に急性と慢性があるように,原因にも急性と慢性がある。急性だけに目を向けてはだめだ。慢性つまり,日頃からの垂れ流しの放射能も考えないといけない。
この4つの点がおろそかにされてはいけない。特に,防災の面から言えば2)-4)が大切だ。さらに,濃縮すれば,事故の原因や責任の追及よりも,
1)事故が起こっても,被爆なし対処できない
2)被災者の搬送が安全になされない
3)住民への情報の公開や誘導などの対処が直ちになされないこと
4)経時的対処がカリキュラムとして被爆者に説明されないこと
などが,問題なのである。これを書いたのが10月6日で,以上を追認するような記事も散見されるようになった。目が話せないよね。人ごとではない。
お次は核の国外版。
なぜ,今回こんなに記事が遅くなって,読者をお待たせしたかは,前回までに書いているように,非常に多忙になったことももちろんあるが,9月下旬以後,東海村の続報,内閣の改造と巨大与党の誕生,みそぎを受けるための与党ならず,民主党の党首戦の猿芝居から,台湾の地震の続報,イギリスでの列車事故,南米での火山爆発,ついにはパキスタンの軍事ク-デタ-,アスリ-トのバラバラ事件やら少女の教師刺傷事件,いくらでも気になることが山ほど続いたからだ。エンドレスなので,何処で区切ってよいやら。目茶苦茶凄い事件や事故の続出だ。それも遅れた大きい理由だ。イヤハヤ,まさに「世紀末」だね。
で,やはりここ一番は,パキスタンのク-デタ-だろう。
だれでも思うこと,「普通の暮し」の尺度が消滅しようとしている。システム人間には生きて行きにくい世の中だろうと気の毒になる。そう,若いころ「システム」と「アンケ-ト」を武器に論文出していた人間として省みると,今が自分の20代ならば,山口駅のおバカさんならずとも,頭が爆発して,エエイとばかり,刃物を振るっていたかもしれない。自由人に育ててくれた反面教師の親に最近はとても感謝している。
ギリシアやトルコの地震地帯の帯のように,イスラムの帯が,西に東に延び始めた。オスマントルコの時代の様に。その一角に「核」の剣をもち,コ-ランを片手に軍事政権が誕生だ。アメリカ,英国などアングロサクソンが最も恐れたシナリオだろう。西側に親しいインドばかりかわいがるからだ。一体に,自分に組みするものを優遇するイジメの構造はアメリカが始めたもので,「パワ-理論」とか「経済制裁」とかいっちゃってカッコつけ長等,「民族」を兵粮攻めにしてはいるが,「民族」に勝つことはできない。パワ-理論では,世界の人権を確立することができない。人権にも歴史的分化と発達があるからだ。「民族」からすれば,たんに多数的「科学的優等生」のイジメにすぎないからだ。あれだけ,ベトナム戦争で敗けてもまだわかんないらしい。
古くはそのベトナム,現在印パと同じような「38度線」は山ほどあるね。元祖朝鮮半島,イランとイラク,いうまでもないイスラエルとヨルダンそれに,トルコもEUの不平等な扱いから,温和な路線を捨てるかも。彼らが秘密裏に「核」を剣にする日はそれ程遠くない。なにしろ,「神」の為に自爆できる人々だ。自分が死ぬ気になりゃ,「核」爆発なんて怖くない。西洋人には考えられないかもしれないが,「テロ」に「核」を使いそうだもん。そんなことになったら,こりゃ,ビ,ビックリだゼイ。「イノチ根性」の汚い西欧の人間にとって,「神風特攻隊」以上に恐怖だろうよ。これは。(99.10.14)
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キ-ワ-ドは「ブラックペッパ-」-ショウコとバラマキ??なんてねの巻
→99年はやはり世紀末。
最近きになるのは,やはり政治の動向かな。かたっ苦しいが,辛抱して読んでね。
町ではあいかわらず,ノ-テンキの上げ底サンダルと,腰巻きミニスカのネ-チャン達が自由にかっぽしている。その平和な顔!関心事はファッション,金,人間関係ばかりなり。うちの新人19才も,せっかく資格の勉強して医療業務を始めたのに,たった3時間のパ-トに満足している。それで仕事がキチンと覚えられるとは思えない。社会に出た最初くらい苦労しなくっちゃ,とオレ。親が金に不自由していないので,親子二人での生活は可能。家賃と食費がウチにいれられれば良いくらいの収入でよいようだ。しばらく働いて世の中知って,何年かたったら彼氏と結婚する,と計画は万全だ。
こう書くと,ちょっとめ非難めいて聞こえるかも知れないが,そうでもない。このネ-チャン,いっとくけど,何ごとにつけ,ゆっくりさんだが,仕事は割りとチャンとしようとするしズルい所もない。人間もよく観察すると甘えん坊で短気。典型のイマドキ風のようでいて,結構根はしっかりしていて,優しいので客商売にも向く。今どきの若者にしては,覚えることを文章にして,記録する癖があるのは,まあ学生っぽい感じもあるが,判定はOK。その辺の子と違うぞ,と言うプライドもあるようでチトほほ笑ましくもある。前も言ったが,私は落合氏とちがい,そんな,刹那に生きる若者がむしろ好きである。けれど,世界には,そして交通遺児など隣にも,こんなフツ-の自由を得られない人々の存在する事だけは忘れないでいてほしいな。さて,
○バラマキのつけ
沖縄普天間基地の移設をサミット開催にからめ,カイライ的な現知事とドンドン事を進めている。
我が政府,というかアメリカ国が,最近,朝鮮動乱当時、その沖縄に核があったことを国民に認知させた。その核が民間の空港や港に持ち込まれる可能性をガイドラインの作成によって正当化もしている。このアメリカは,前も入ったけど劣化ウラン弾を平気でバラマいてる。湾岸戦争で問題になったはずなのに,面の皮が厚いというか,コソボでも使ったらしい・・「空爆」。その意味はこれも前に話した。自国は温存して他国を破壊する。破壊された国は,建築,文化だけでなく,将来にわたって放射能被害に悩むことになる。しかも,ヒドイ事に,アメリカ軍の兵士も対戦車弾として劣化ウラン弾を使った後,何ら防護服もなく,無情報のまま敵の戦車の残がいの偵察を命じられ,被爆しているのだからヒドイ。そのくせ,原発の廃棄物たる劣化ウランやプルトニウムを日本が備蓄することには警戒する。アメリカ国のエゴは本当にすごいものがある。世界の警察官?なんだい。それ。我が神無川県警も警察だよ-だ。どうディ! ジョ-ク(にならないか。真面目なサツ官可哀そう。)は,さておき,元広島市民としては,絶対にアメリカ国を許すことはないと思う。個人は別として。日本はアメリカの属国として、北朝鮮や中国と敵対させられるのか、あるいは、そのアメリカさえも排斥する孤立主義をとるのかどちらかになりそうだ。いずれにせよ、われわれのネ-チャン達の謳歌している自由は今や存亡の危機にある。
介護法案。あれだけ自治体の反対を受けながらも強引に法案を通した。そしたらこんどは,やっと腰を上げた貧乏自治体がイマドキの尺度としては時間をかけて,一生懸命受入準備をし、やっと開始にこぎつけたところで、またバラマキ政治の繰り返しだ。一兆円を越える歳入不足が発表されている。またまた国債を発行して財源に当てるのだろう。ツケは先延ばしである。一体、このような強引な,なんでもありの役員がとりしきる民間の会社があるはずもないと思わないか。民間はそうやってバブルに入り,崩壊し,やっと少し反省サセラレテ立ち直ろうとしている。それを今度は,政府がやる。大きな政府に大きな借金。ア-子供がいなくて良かったよかった。ケ! 完全に議会、政府のワンマン経営会社ではないか。
それに,某商工ロ-ンの話しにしてもそうだ。依然流行った歌がなかったか?「ショコショコショウコ,○サ○ラ商工!」? ま,いいか。そりゃ,いくら否定しようが,某ロ-ン会社社長のあの態度,某神無川県警の元本部長と同じだね。あれは,「知っている」顔だ。それも許せないが,裁判での証拠とか,いろんな意味もあるんだろうから,まだ理解できる。理解できないほどヒドイのは,人助けと称して民間の銀行にバラマイた自己資本強化用の国民の税金が,依然中小企業には「貸し渋られ」,「優良」な商工ロ-ンには,低金利で貸付られて,「不良」の中小企業は,商工ロ-ンで借りさせられていた事実だ。こりゃ,アメリカ国の劣化ウラン弾なみのヒドさじゃないか。そのうち,烈火ウラミ弾がおちるド!
○ジジ公の睾丸夢痴
解散総選挙を恐れ数で押す。お年よりの集票に,介護保険料の猶予を突然決定する。実家の精神病院で,選挙の度に,普段は,水面に浮上することもない,社会的に人格を無視され続けの精神障害者も「一票」の人もいるわけで,選挙の途端に「人間様扱い」だ。こども心に無茶苦茶悲しかった記憶がある。「票田」そこには党の顔もメンツもない。大きな与党を作り上げ、ドシドシ法案を通していく。なんども言うようにこの大政翼賛会的政治が20世紀末の日本の姿になった。一度は生まれかけた地方自治、地方分権の精神もわずかに高知や宮城などにのこすのみ。それも,なんか,プロバガンダ風で今イチ信用できない。自治体も,結局再び国の出先期間に甘んじようとしているように思えるのは杞憂だろうか。それになんだ,あの某党首の態度は。「傲慢」以外のなにものでもない。自分の「ヘ」すら「かいだやつは責任取れ」みたいな。恐ろしい。チ!
靖国参拝。かっての中曽根首相以後、首相は公式参拝をしない国。やたらなんたら褒章の授与が喜ばれる国。最近ずいぶん多くなったような。首相の公式参拝を議論するため、審議会が開かれるという。更に,戦時では塩や砂糖は統制品として国が管理したという。20世紀最後の今どきにまたゾロ塩の配給をやろうとしている。情報公開の名のもと、タブー視されているような問題さえ、紅顔無恥にも議論されていく。この 審議会制度,なんとかならないものか。少なくも,公開の場で,イ・チ・カ・ラ,ス・ベ・テの問題が論議されなければ危ない。ある程度,疑問点を整理し,政府の諮問機関としての審議会ならよいが,法案のながれ次第によっては,実行力をもってしまう。タブ-視されているような議論を公開前にまず,たたき台を作るみたいな使い方をすることをそう呼べば,そういう「実行力こそがあぶないでしょう。憲法に係るような議論は,常に,公開の場で行うようにしなければ,ナントカ委員会で審議された,という事実を知らせるという「情報公開」のかくれミノに隠れた,密室政治になってしまわないか。「だれが、そこで否と言いうるか」それが大切。そこには、改憲論議のように長い間国民に知らされてきたような,ある程度成熟したディベートとは違う次元の,驕りの顔を持つ突貫工事的性急さがあるように思う。突貫工事といえば新幹線。突貫工事の弊害は世界の新幹線の架橋工事のズサンさが象徴的に示しているにもかかわらず。何十もの密室論議が,その数と結果だけ公表されることは恐ろしいことだ。
今、日本の議会政治は、国民の権利とは別の空間で機能している。そしてそれは、おそらく、多くの官僚の意志ともかけ離れていると思われる。今の情報公開で伝えられる真実とは,単に我々が野球の試合をテレビで逐一みるようなもんで,参加権のない現実である。
そう,官僚がその機能と裏腹に背信するときは、単に私腹をこやす。けれども政治がその機能と裏腹に国民に背信するときは、独裁による自由の侵害か、戦争である。ここで少しよい話題。国会も,英国議会をならって,各党首同士の「クエスチョン タイム」を作ったそうな。それにも某首相は,答弁用紙を読むんだろうか。
○やはり不祥事
上にも書いたけど,神無川県警の不祥事も留まるところを知らない。東京、神奈川と並び称される県ですらこのテイタラク。大阪府警も一時期報道のやり玉にあがった。水戸黄門の物語のように中央集権国家で腐敗の一番ひどいのは中央からの距離に比例するであろうことは誰しも思い至る。であれば、九州、北海道は如何ばかりだろうか、想像に絶するものがある。
JCOの事故、今ごろになって、住民のDNA障害が、一般集団より高いから、放射線障害は、一時の問題でなかったと、デカデカと報道されている。これも前にも言ったように(今日は前にも言ったことばかりだ!)、放射線事故が一時の問題で終わらないのは、いまどき子供でも知っている。なのに、ウランの除去は職員のボランティア、救急隊は知らずに搬送させられ、うける病院側も素手で治療していた。結核患者の事故とか救急の処置の問題も同様に、無防備で治療されている。専門家とも言える医療スタッフでさえ、このテイタラク。一体全体この国は、火急の際、とか有事とか、いつもはありえないが、いつでもありうること、に対する認識が全然出来ないのは愚かとしか言い様がない。現実の、朝起きて、めしを暗い、寝る、というサイクル以外に智恵も思いも至らず、金さえも使おうとしないのは、未開の国であるとしかいいようがない。ヤッパ,事程さように,「世もすえ」なんだなあ。99年は。ア-ア,喰ったクッタってか?(99.11.11)