Excuse me! This page is always Underconstruction!




→今年上半期○と×
みなさん,涼しい北海道から,暑中お見舞い申し上げますデス。

X ビッグバン そうだそうだと みな拍手 正体不明 なんなのそれは

○ ボ,ボクはネ ジャンプやってて よかったよ オイオイオイノ オイオイオイ
○ とにかくも 登り詰めたり フランスへ いってはみたが 大人の世界
X ガムかんで 緊張ほぐす なんだそりゃ 同じ噛むなら くちびるかんで

X オイ日本 言ったじゃないか 減税を はやくしろよと しりたたいてみても
X 景気よく 金バラマイて タンス行き デフレになれば ただの紙くず
X 減税の 掛け声早く かけそばの 喰ったはよいが まだ金ばらまかず
X ばらまいて CMつくって 使えとは 馬鹿をいうなと 貯蓄にまわす
○ それはだめ あんたがつづける? 橋竜よ うそのかずかず 選挙があばく
○ オブチ君 調整力で 勝負する 日本の奥義 円安まねき
X オイマテヨ 確かにオレは 意見する けれど矢面 蔵相イヤダ
○ しかたがね こうなったらば 討ち死にだ 英語かたてに 高橋是清

X 村社会 逃げ道ふさぎ ふりかける 祭りの鎖 青酸ソ-ダ
X もったいね バイ菌なんか 吹き飛ばせ ぼくらのイクラは 正義の味方

あのね,こうならべてくると,ある傾向がわかると想いませんか?
暑い夏の盛り,暑苦しいのでいつものように,ベトベト書きませんけど,今の日本次の二つの ひどくまずい,当たり前の川柳風でククれるような。

X 理由のべ ゆるされるなら 警察要らぬ みんながわかる 態度が一番
X システムよ おおシステムよ システムよ マニュアルよんだ! ふとみりゃ死人

ネエ,机に座って新しいシステムばっかり鬼のように作る方達,そんなに自己否定して嬉しいの?人が助かる?自信喪失はダメです。作ったものを大切にバ-ジョンアップで対応しよう。そのとき,人のシステムや,あるものを統合してくエネルギ-がいるものです。人との接触も必要に。これが日本のやりかたです。アメリカは失敗したものを日本に押し付けようとしている。我々がいきるのはアジアです。日本流のMアンドAもそれでいこう。
どうころんでも,勉強できる人もできないひとも,若い人も年よりも,精一杯やるっきゃないでしょう。しかも,世界という物差しで。自分は自分,人は人。自分も社会,人も社会。もう,エリ-トにすがっていきる時代は終わったのです。「個」への回帰。それがテ-マだという気がしませんか。では,みなさん,暑い中,おからだ大切に!(オ-気持ちエ-ノオ。現在の気温18℃デ-ス!)(98.7.30)

→私は名医になりたいと思ってきました。
 そう思ってもう20年も医者をやっています。でも,努力が足らなくて,なれないでいます。
 今日,よくウチにかかるおばあさんが,泣きそうな顔で,「先生,乳癌だった,どうしよう」と言うのです。このおばあさんは,80才を越しても,160cm,60kgの堂々たる方です。2年前までは,バリバリの高血圧,糖尿病,狭心症で,ずいぶん苦労しましたが,この2年元気でかぜもひかなくなりました。血糖を下げるインスリンの注射も,もうやめれるところまで来てこちらも気の緩みがあった。聞けば,左の乳輪の乳頭乳嘴状癌という診断らしく,しかも,なんと1年半まえからおかしかったとか。
 一年前と言えば,丁度そのころおばあさんのつれあいは,心臓病で突然死するし,手術となると「イタイ」だろうし,自分の年齢から進行が遅いのも考えて,どうやら,そのまま一生を終えようと思ったのかな。それが先日,つい娘さんと銭湯にいってしまい,バレてひどく叱られて観念,婦人科に行ったわけです。
 それを聞いた私は,怒りもなにもかも通り越し,頭が真っ白になった訳です。去年11月に心電図をとっているのですが,その時,看護婦は,気付いたのかどうか,今は辞めて聞くこともできません。年5,6回は聴診しますが,乳房はみません。おっぱいが腫れる前の子供以外,女性では,自分や患者さんが,必要と判断しなければ,下着を外してまでの診察を私はしません。ただし,医師の常識としては,診察時かならず,上半身は裸でみるべきでしょう。それに,薬剤負担や,診察回数の制限,検査回数の制限は,医療上すべきではない。
 けれど,僅かな年金を使い,戦前の倹約を知っている,しかも頭のしっかりした老人に,私はただ,医者だからと言う理由で,すべてをゴリ押しは出来ないのです。とはいえ,これは,私が悪い。乳癌を見つけられなかったからです。
 以下は言い訳ですが,聞いて下さい。
 このおばあさんを私は,「サッチャン」と呼んでいます。サッチャンはこの2年,風邪も引かなくなったとは言え,月2回来ている。それなのに,健康管理を怠りました。同情的にケチッた診療をしているわけです。と,言っても,薬を増やせば患者の負担が増えるが,検査を沢山したからと言って,患者の負担が増えるわけではないわけですから,狭心症もあるサッチャンに,月1回でも,さして「必要でもない」心電図でもとって,多少なりとも,こっちも,患者も得かな,みたいにすましてやっていれば,そのうち看護婦が気がついたでしょう。心電図は,上半身はだかでなければ,出来ませんから。
 しかし,私は,普段は何故か,自分の能力をある程度信じており,患者と対話したり,診察したりで,その表情や皮膚の状態から疾患を発見できる自負があります。だから,できるだけ最低の「お値段」でやってみよう,と思っています。これが,その自負からくる落とし穴なのだと思います。どんなに慎重な人間でも魔がさす。ましてや,私は,普段からまぬけなのですから。
 去年までは,どの人にも,慢性の病気がハッキリある人には,几帳面に年2回の心電図,レントゲンと年4回程度の採血検査を行っていました。しかし,去年の健康保険法の改正以来いろんな患者さんと話すうち,特に不況になって以来,どの患者さんにも「必要な」検査,投薬を「説得」してまで行う,と言うことはなくなりました。私が,「必要でもない」検査を行うような医者なら,今回の見逃しはなかったでしょう。けれど,私は,「必要」でも患者さんの負担を考えて,検査,投薬を減らす決心をしたのですから,検査,投薬を減らすことで,患者さんの容体を悪くしてはなりません。そうならないよう,観察するだけの,知識と観察力を持とうと努力してきたのですが,足りませんでした。危険な,「カケ」なのでしょうか。
 私は,いつもわりと高速運転をしますが,レ-ダ発見器はつけません。決して。レ-ダ-発見器をつけないで,高速運転をするには,「あやしい」雰囲気と状況を察知する「感」が必要です。私は,そう言う危険を犯す決心をしたのですから,そうできなくてはいけない訳です。これが,わたしの生き方です。常識的にはかなり間違っていますね。そう言えば,近ごろ,最も信頼するうちのマネ-ジャ。これも頑固。きゃしゃな上に嫁入り前。「ダメダ,シ-トベルトしろ!」とどんなに言ってもシ-トベルトをしない。けれど,それもなんかそういうことなのでしょうか。「頑固」は,はた迷惑ですよね。されど,頑固。似たもの同志と言ったら怒るだろうな。けど,だから信頼も出来る。この頑固者,外がみんなアゴあげるのに,もう2年も頑張ってくれてる。やはり,「がんこ」は続けたい。
 さて,サッチャンは最後に,「先生,入院して来るから,先生の薬を下さい,入院先で飲みますから。先生,生きて帰って,先生の顔をみれるかしら」と言って,去ってゆきました。「大丈夫だよ。転移はないようだし。じゃ,またね」と私。確かに見たかぎり大丈夫だと思われますが。
 みなさん。私はこのように迷医なのに,わりと患者さんに信頼されます。「頑固」ですからね。とは言え,正直いつもプレッシャを感じてはいるのです。そして,今回,頑固な私は,また名医名簿から転落です。サッチャン,ごめんなさい。これで,またまた,私の寿命も短くなりました。だれかが,言ってました。医者の寿命は,救えなかった患者の数だけ,天寿から引き算されるとか。私も,だいぶ短命になりましたね。
 これからですって?これからも方針を変えるつもりはありません。これが,「生活」と言う医療だと信じるからです。「町」の医療だと思うからです。とは言え,あくまで,「カン」の働く名医になれるよう,そして「魔」がささないよう努力し,挑戦したいと思うのです。再び。さて,どうやったら,症状もなく,みもしないで,乳癌を発見できるか,ウ-ン,難問だなあ。みんな死ぬナヨォ!(98.8.28)

→ナ,なんともうしましょうか,もう,かなりいけませんねェ。
 まず,社会現象の報道をみていると,
1.金融関連法案-世界恐慌   2.毒物事件や少年事件
の2つが中心に記事が回っているというか,堂々めぐりと言うか,どんな日常の会話でもこの2つが枕言葉にさえなっている今日この頃です。ばかげてる。しかし,1の問題は,本当に深刻で,今日はこっちだけチョット一言。
 この問題では,関心のある人と,無関心の人の差が激しいようで,その2集団の間に厳然とバリアがある。つまり,失業しているか,しかかっている人とそうでない人の違いとか,年代の違いとか,そういう簡単な問題ではなく,これまでも常にいってきたように,有事への備えの感覚のある人と,それ以外の人,という方が正しいかも。神経症と無神経症とでもいいましょう。
 前者の神経症は,軽いうつや,いま流行りのナントカディスオ-ダ-なんかも含めてまあ,いってみりゃビョ-キの訳ですが,いまや後者の無神経症の方が病気の程度がひどい訳です。かりに前者型の性格の人間を平和不安型性格=peace but anxicious personality つまりPA(パ-)型性格と呼び,後者を単平和型性格=peace and apathic personality つまりPAA(パア)型性格とします。すると,いまの御時世そのどちらかのバランスでなりたっているような。
 愛読する日経は,その専門性からか,業界紙的側面からか,外圧に対して当然と考え,政治の進行の鈍さにうんざりしているし,北海道新聞なんかは,経済の危機は感じるものの,外圧を干渉と感じていることははっきりします。つまりPA型の旗振りが日経,PAA型の旗振りが後者のような。
 事実はどうなんでしょう。それは,はっきり危機だと言えると思いますね。つまり,PA 型の方が正しい。 一時期,大学にはいったものの,勉強もせず,何ごとにも無気力無関心で,ただ,寝て暮し,遊び,音楽を聞き,ついに退学になったりするような学生の状態をstudent apathyと言ったものですが,彼らの行動特徴を簡単に表現すれば,「ただ干渉を嫌う」こと,でした。現在,外圧を干渉と感じるのは,PAA型性格の当然の症状と言えますね。何故なら,現象全て外圧なら,干渉に対して自分は何もしない正当性をえられる訳です。
 さらに,かなりのその道の専門家でも,今の状態を「戦後」の混乱期と表現しているひとがいます。今はどん底なので,あとははい上がればいいわけです。でも,それは間違いです。どん底ではない。今は,「戦前」の混乱期であり,戦争に向かって,底なしの崖を転がっている状態だと思います。いつ底がくるのか,あるいは戦争にならないには,どうしたらよいのか,必至になって行動しなければ国民とは言えない。ここで,また,大本営の言うままに行動すれば,あとは戦争のみです。だって,ミサイル撃つ隣人だっているでしょう。平和国憲法で,2度と過ちを繰り返さないと明言したのだから,我々一人ひとりがいま行動しなければならないのです。
 自分の行動に整合性を持たせ,無駄を省き,お金は適当に貯めます。ア,国民の貯蓄は1兆2千億円(アメリカはその2倍以上)だそうで,アメリカや外国は,日本人の庶民の貯金を投資信託などのリテ-ル商品で,吐きださせようとしていますが,それは御注意。戦時下で,お金を使う人なんておりませんから。ロシアはインフレです。流通を増やすために,紙幣を無茶苦茶に発行したため,自分の1000ル-ブルの商品を買うのに10000ル-ブル使う状態にした。必需品をちょっとかっても,給料がなくなり,人々は生活に困る。これはインフレ。日本は,1000円の商品が500円になったのに,給料が半分になったので,誰も買わない状態。作る人は倒産し,買う人は買うだけ給料がない。これがデフレ。それに対して,外資はその貯金を1000円ださせて,それで,ある会社に投資,その会社が上手くいって,その商品を900円で得れば,買う人の給料があがれば,その商品を900円で買うようになると思っているわけです。1年たってその人に1100円の配当があれば,その人は200円もうかったことに。いづれにせよ,今,投資しなくても,食料品などの必需品が買えない状態ではない。まあ,今人のしり馬に乗って,いらない投資はしないことです。但し,戦争になったら,貨幣価値は下落しインフレになりますし,このまま恐慌つまり,戦闘なき戦争になっても紙幣が紙切れになるので,貨幣価値は下落する。貯金はいずれにせよパ-ですけど。
 それと,いまは,既に別のところでいったように,株の値段が中心の商売です。一応,お金は1000円は1000円ですが,それを株で評価すれば,いくらでしょう。私の持論では,日本で1ドル110円,株平均17000円が標準です。今1ドルは135円,株は13000円ですから,単純計算すれば,お金持ちのアメリカでは,1000円が1230円,日本では1000円は760円です。マハティ-ル首相は,ヘッジファンドのソロス氏をこき下ろしましたし,IMFだって,株の流動性に,一定の歯止めを掛ける必要性をうたって会議を終えている。グロ-バルはよいが,お金はやはり,もともと金=ゴ-ルドの側面をきっちりさせないと,尺度無き増殖や,収縮を起こす。アメ-バみたいなものです。
 今やるべきは,日本の金融の信頼を増すこと,アメリカのバブルを軟着陸消失させること。簡単には,アメリカで1000円を1100円,日本で1000円を900円に調整します。つまりは,この一年は,東京市場尺度で1ドル120円,日経15300円になるよう,先進7ケ国で協調介入し,ヘッジも他の商品もすべての銘柄総合で,売り買い6ケ月の制限をもうけ,一日の総商いの1%以上の値動きを規制する。
 さあ,これで,世界恐慌防止への数値目標もきまりましたねえ。結局,お金を使わず,戦闘(無き)戦争にもしないには,我々一人ひとりが神経症になる,そう,PA(パ-)になるひつようがあるわけです。む,ムズカシイ!?(98.10.6)

→さてさて,世の中どうなってますか。いよいよ不況が固定かしてきましたね。こんななか,政党助成金を無駄使いするやつとか居るわけですよ。はやく「一ジジイにもどりたい」とか言ってる某大蔵大臣とか。内閣支持率はさらに下がって3割りを切りそうだ。でも,1ケ月にあのややこしい他の派閥とか野党の連中の意見をなんとかまとめて法案化してるなんて,いままでになかったことで,吉野屋の牛丼なみのスピ-ドで法案が大量生産されるなんて,私はダタものではないと思いますよ。すくなくも人並みはずれた体力だけは,他の首相にはなかったわけで。大声で怒鳴るわけじゃないから,某元首相のようにアタル事もないわけで。ただ,早くして,もっとも効果のあることは,今年6月までの首相とつるんだ某大蔵省の失政を国民に認めてゴメンと言うことです。具体的には消費税を3%に戻す。特別減税か恒久減税かも大切だが,一番大切なのは,正しい,と間違いを両方とも国民に示すことだとしたら,これほど,大きな効果を生む政策はないと思うな。
 今後日本はどうする?世界規模のデフレなんてだれも経験してないわけで,昔なら戦争するっきゃないわけですよ。けど,どこがどこと?これが難しい。まずアメリカと日本がする。日本が敗ける。アメリカが疲弊する。戦争特需ぐらいじゃネェ。次ぎ,ドイツのSPDとイスラム諸国がここぞとばかりアメリカに挑戦。アメリカがノックアウト。だが,ボロボロ。最大の輸入国とドルが無茶弱くなって,中南米やアジアがいっちまう。ソ連がまたまた横恋慕して,中国とぶつかりソ連敗退。中国見渡せど回りに貿易する国がなくなりあえなく飢え死に。以下同様。
 「世界」大戦とは言いますが,昔(第二次大戦)は,2つの陣営つまり,バカヤロ-と言うとナンダコノヤロ-と返すといった,せいぜい2つの国の集まりの内戦だったわけです。今,戦争しかけたら,連鎖でみんな死んじまう。つまり,自分との戦いになる。病気でいえば,ウイルス(敵つまり悪)と人間(正義,のつもり)の戦いだったのが,自己免疫疾患にかかるのと同じかな。目には目を!ってんで相手の目をねらってミサイルうてば,自分の後頭部に当たるわけですよ。どの国もジ・ブ・ンがダメになるんですね。これが。
科学はどうでしょう。もう人間も再生できそう。できなくてもクロ-ンぐらいにはなる。癌で死ぬのは止められなくても,死ぬ前にもう一回生まれ変わることは出来そうかな。ここ大切。癌というのは病気と言うより,突然死に急ぐわけで,細胞死の迎え方の問題。胃癌のように,スッカリ切り取れれば胃の再生は出来る。しかし,癌をやっつけることは出来てもその早まった加令をとめることは恐らく難しい。物理学もすすみ,粒子の存在ももっとも軽い質量のものまで見つかりそう。けれど,宇宙が有限か無限か分らないように,小さい方もどうだろう。まあ,いろんなことが出来るようになったのはよいけれど,どれが正しい方向か全然分らなくなっていませんか。あるのは,拡散という無指向方向だけ。コンピュ-タにしても0-1の世界の電卓の高性能なやつならば,限界も0-1だけど,ニュ-ロコンピュ-タのように,脳型になり,神経細胞素子のやりとりから,回路が自動形成されるようになったら,人間の能力を越えると思う。病気は治すのことが即ち自分を守る。コンピュ-タはもともと人間を守るのがお仕事だった。お金は豊な生活を補償し,個人がだんだん富んでいって,人口も一定になり,つまり地球は永遠に同じ環境であるのがよいわけで。つまりつまり,人間とか,我々の子孫とか,その生活の補償が出来る範囲,限界,をわきまえて発達するべき医学,科学や経済が,すべて,その限界を越えようとしているのが今。それがイ・マなのだと思います。おそらくその臨界点をノストラダムスは1999.7に予言したのでしょうね。それは,人類の滅亡,つまりハルマゲドンがその点で来る,という即現実的な意味より,人類の「存在の滅亡」の予言たっだのではないでしょうかね。
 滅亡とか死とか言えばですね,私はこの前死にかけましたよ。ヘリで飛んでて,いきなり,エンジンガバナ-(制御装置。エンジン回転を一定にする装置)が壊れた。急に,エンジンもロ-タ(回転翼)も針がフリ切れてもどんない。晴れていても淡い霧で日曇りだったのに,いつのまにか,下の景色が,日に映える砂漠の明るいベ-ジュとか,ギリシャの白壁風にきれいに輝いてゆくじゃないですか!コ,これは来てるな。と思いましたね。いま思えば,あれは,よくいう「お花畑」の代わりだったのでしょう。そのパラダイスにロ-タが左右に静かにフっ飛び,ス-と落ちる。一瞬その状態に身を委ねようかとも思いましたが,思い直しました。そのトタンやることが力っぽく浮かんできて,で,なんとか降ろした。結果ロ-タの付根にヒビがはいっており,本当に後,数10秒位の命だったわけで。神様ありがとうございました。私は頑張りました。我が7804も頑張りました。ありがとう。神様に本当に感謝しましたです。
 で,もうやめるかって。なんで?せっかく助かったのですから,保険が降りたら乗り替えて,また飛びますですヨ。ただ,遺言は作りました。財産(のこるとは思えないけど)保険がおりたら,分れた奥さん(つまり他人)と子供のような事務員(つまりもっと他人)に贈りますです。家族にはいいでしょう。それが家族孝行って言うもんです。ヘタクソパイロットとポンコツヘリの組合わせですから,いままでも幾度も危険はあった。ヘリの前にもジムカ-ナに凝っていて,その練習で6年で10回以上も事故った。不思議と無傷なのは,最後まであきらめないから。こっちの言葉でいえば,「いのちこんじょキタネ」からかな。人はいつか死にます。
いつかは死ぬこと。それは,一個人,一人生であるから,神も「自然の摂理」として許したもうた。けれども,けっして集団自決はあってはならず,それは,神も許さないと思うな。でも,今,聖書の悪霊の乗り移ったブタのように,自ら溺れてしのうとしている。今世界中の国が,そんなプレ-トの上にのっている火山のようですね。
 そうであれば,そのマグマの足跡は確実に聞こえてきていると思うな。宇宙のように,人間と言う存在も拡散=エントロピ-の増大=の方向に確実に向かい始める。科学もお金も拡散の方向で進んでいる。それは,とりもなおさず,いったん立ち止まって自分を見つめる=内省することなくしては,しまいには,銀河のいとなみのように,星がガス爆発をして消滅するという,存在の否定につながっていくのでしょうね。こわいですね。サイナラ,サイナラ,サイナラ。そういえば,サイナラじいさんも元気で長生きですねえ。(98.10.31.)



→もどります(御意見メ-ル送りたい方も)