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○樽前山
樽前山は火山です。火山は地球の成立ちと切っても切れない関係で、地球そのものと言ってよいぐらいです。普段はおとなしく煙などあげてしたしげですが、一旦噴火すると土石流、地震、津波などで我々を襲います。けれど悪魔ではなく、自然を忘れた人間には神の器なのです。（ 火山の成因)
樽前山は火山の中でも活火山に属し、常に噴火準備状態にありますが、その活動は我々の目にもある程度みえていて、気象庁の震度観察のみならず、ヘリコプターなどで、直接火口付近を観察することで、情報をある程度えられるから、普段からの注意と防災への備えが大切です。活動する火口は主に6つあります。（ 樽前の火口位置図)普段町から良く見えるのは南側の3つなので、我々は普段から南と西を定点として観察しています。（ B,C火口付近の頂上丘)
○噴火と災害
噴火すると我々に損害をもたらす原因には、直接的な火山弾や亜硫酸ガスなどの山の構造成分による被害に加え、やはり、地震、土砂、津波によるものがその損害規模から言って3大問題となります。
○ 地震の震度表
○ 土砂災害
○ 津波の成因と 津波の被害
○災害時の行動と児童の意識
実際の問題がおこることを「有事」といいますが、有事の際の人々の行動は限られます。問題はそれをいかに迅速に冷静にこなすかです。そのためには普段から「そなえの意識」がなければいけません。苫小牧市の 避難十ヶ条をあげておきますから、覚えてください。
...今も世界のどこかで、地震や津波など大災害が起こっています。それらの報道がなされたとき、他人事とは思わず、我々は我々の有事への意識をいつももちましょう。私たちもヘリコプターを使って、わずかですがお手伝いしております。よろしくね。