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sentence2808/ワールド野球やった!(0603) ......

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sentence2808@ 近頃の国家アメリカのやりかたはひどい、というより末期的である。国益にかなっていて、議会を見方にできるかどうかのみがアメリカの施政者の唯一の関心事のようだ。そのことを他国のプレスに当然そうに話す姿はアホじゃ。
BSEを巡っての発言もしかり。沖縄の米軍がグアムにいくから、その費用を払えというのもしかり。それに平家の没落に重なるその帝国的姿。対して、日本はまだ、同盟国に「してもらっている」からまだよいように思っているひともいるが、アラブ(というよりイスラム)の反発はすさまじい。親米国家までひっくりかえるぞ。結局、表面は宗教戦争的現在の世界の4極化(キリスト教、イスラム教、無宗教、独裁教)が進んでいるが、根っ子のところはどろどろしたオイル争奪戦につきる。浅ましいことだ。多分天罰があらゆる神の合議により下るだろう。しかし、あまりに科学の発達の遅い事か。いつまでたってもオイル、オイル,オイルはないだろう。そのためにどんどん人が死ぬ。しかもカタッポは、爆破して燃やし、使えなくする。真にくだらないはなしだ。フランスの労働暴動。中国や韓国と日本との軋轢。あっちゃこっちゃで世界が騒がしい。平和に対するアンニュイ。アンニュイだけならよいが、暴力に対する指向。昔ながらの単純が支配する世界総アホの時代に入っている。
そんな中で日本軍が勝った,といっても野球の話である。サッカーではその勝敗を巡って本物の戦争が起こることはよく知られている。今回はアメリカがその野球の強さを示そうとしていろいろ画策したあげく、アマだけのキューバに負けたり、二次リーグだと思っている韓国に完敗したりした。そして、各クラスでいずれも2位だった日本が最後にメキシコを下すそれも、アメリカの球場で他国軍の戦いのわけだから、うれしいような狐につままれたような不思議な雰囲気。それでも、これほど日本中が湧いたのは、苫小牧が駒大苫小牧の連勝に湧いたような心のそこからの歓喜だった。実にうれしかったねえ。私が一番うれしかったのは、この短い戦いを通じて、イチローのスランプが抜けたことだ。去年の秋から不調だったスイングが戻った。あの若い哲人には、そうであってほしいと思った.俗にまみれてはダメである。かといって松井のように、拒否するのも悲しい。俗にまみれたなかで、哲人にもどったイチローに一番のあっぱれだ。いま世界にもっともかけているのは「平和を願う」という哲学だと思う。「愛や平和が善」で「己の小さな生活を楽しむ」ことり大切だとか、「世界皆兄弟」などなど、世界で皆、親とか先生とか民話やおとぎばなしから教えられて、そうなんだ、と信じてきた単純な「庶民の哲学」こそが一番守るべき哲学だと思う。(060328)