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sentence2703/Tsunamiその3(0412) ......

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sentence2703@→さて、こんなすごい災害があるとそこの人々の病気はどうなるでしょう。まず、災害の直接被害で死ぬ人がでます。ケガするひと、病気になるひとがそれに次ぎます。さてなぜ病気になるかですが、ひとつには、家や家族を失うなどのショックで、心的外傷後ストレス傷害になる場合。ふたつ目は、電気、ガス、上下水道、病院の倒壊などで衛生状態が悪くなるので、伝染性感染症、いわゆる疫病が流行します。生物界ではヒトの生活がこわれるのと反対に、ネズミや寄生虫の繁殖がとてもオオセイになるでしょう。これが恐い。清潔のまず第一は消毒なんですね。手を洗うのがいちばんなのですが、手をあらうには、どこにでも、清潔な上水道水が必要ですよね。ウガイは、イソジンウガイ液が必要な様に。つぎに、食べ物は水道水でよくあらい、食器には洗剤がいります。また食べ物が充分でなければ、人々の栄養状態が悪くなり、感染を防ぐ力、免疫力が落ちます。さらには洗濯や屎尿の排水には下水施設が必要です。インフラの整備ってやつですね。しかし、これらはきっと何年もかかるでしょう。それに大金もいります。
不幸にも感染してしまったら、病院に行くわけですが、そもそも病院とは、清潔で、上下水道や電気設備が整い、清潔のために使い捨ての器具が整い、薬品がそろっていなければなりません。せっかく支援などで抗生剤などが豊富にあり、服薬等が充分に出来たとしても、家に帰ってからが大切です。たとえば、包帯やガーゼを清潔に取り換えるにはなにが必要でしょうか。やはり、清潔な水道水と、充分環境から隔離された下水道なのです。さて、疫病には、その運びや、ベクターと言いますが、これが大きな役割を果たします。世界史の上で一番有名な疫病は、文句なく14世紀ヨーロッパのペストでしょう。死ぬ前に全身のチアノーゼが起こり黒くなることから「黒死病」といわれて恐れられたのです。