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sent39-01501082300/不条理とアナロジー1 ......

inhalts

sent39-01501082300@ 皆さん、明けましておめでとうございます。
前回の書き込みが9月だから、随分あいだが空いたようにもみえますが、夏は学会、秋は苫小牧の準看護学科の生徒さん向けに、ホームページはかなり更新したので、そうでもないのです。けれど、こちらがお留守になってしまったのは明らか。大変申し訳ありません。書き込むための時間がなかったのもあるけど、それよりも、東北での仕事ストレスがなかなかでして、年のせいもあって、昔のような4-5時間の睡眠では持たないから、精神的余裕がなくてしまったのが情けない。
ところが、不幸転じての幸いというか、今日は、正月休みの最終日なんですが、偶然に半年ぶりのパソコンのOSのアップグレードにいつもの如く失敗したために、泣く泣くクリーンインストールになってしまい、その故、逆に時間的余裕が生まれたと言うわけですよ。  こうして、思わぬ気持ち的、時間的余裕が出来て、これを書き始めた訳だ。先ほど、フッと思って、うちのホームページ全体をさっと俯瞰してみたら、マア、随分なボリュームになっているではないか。しかも、手前味噌だけど、医学的な関連の方のお仕事にはかなり役立つと自負できる内容になっている。これも、ホームページに儲けてあるカウンターが端的に表わすように、これも、皆さんのこまめなアクセスのおかげだと思います。大変ありがとうございます。
 では本題、と言っても、一つのコメントを書く間に、ドンドンと入って来る情報の多さ! 凄すぎる。そう思いませんか。 それも、良いことよりも悪いことの多さはどうだろう。天変地異から始まり、国家的、政治的なもの、事件事故、ネグレクトから、親族殺人まで、ほんとうに様々なケースに満ち満ちていますよね。
 中でも、わたし的に、ショッキングな出来事は3つ。ウクライナ紛争に伴っておこったマレーシア航空機の撃墜、イスラム国、そしてエボラ出血熱です。皆さんはどうですか? それぞれに、上位3つがあるでしょう。
マレーシア航空機の撃墜は、事実起こった。その狙撃も誰が行ったのか、亡くなった人々も誰かほぼ判っている、つまり、全体像は追求可能なの事なのに、遠くから見る限りなんらの進展がない。死んだ人々が報われるような解決を望むことが、これほどにできない異常さは一体何んなんだろう。子供さんも沢山いた。世論も激昂した。なのに、解決できないことがこの世の中にある不可思議。まるで、いまこの時点でも、中東の国々で、日常的に子供達が、普通の道路で殺される世の中だから、これも仕方がない、みたいな歪んだ時間が進行している。法律とは、一人一人の人間を守るものだったり、国家を守るものだったりする。その法律が届かない事例もある。そう、戦争という隠れみの。「戦時」。全てがその一言に飲み込まれようとしているが、まてよ、そんなはずは、ない。どうしてって、彼らは、戦争当事国の国民でもなく、それこそ単に、飛行機に乗っていただけなのだから。それなのに、なんで彼らが、戦争の被害者なんだ。おかしいだろう。かれらの属する国は、かれらを抹殺した国を裁けないのである。
イスラム国の問題は、前にも触れたが、その種は世界中に巻かれつつある。その恐ろしさは、危険ドラッグなんてものじゃない。自殺とちがう自らを生贄として抹殺する行為は、それだけでも、西洋的なというか、キリスト教的な教育をうけている人々にも、我々無神的な人にも理解不能である。「目には目を」。人質を無残に殺して見せる行為。それを撮影し、配信する行為。それらは、断じて許されるものではない。女性に教育の権利は必要ないという教義のために、女の子供たちを誘拐し、改宗させる行為にも増して、考えようがないぐらい残酷で断じて許されるものではないように思う。マララがあんなこと言わなければ、こんなことしないよー、みたいな脅しや、殺戮も含めて、全体に残酷で子供じみており、いかなる神も、かれらの行為を許すとは、どうしても思えない。
そしてエボラ出血熱の恐怖。死亡率が5割から9割とも言われる疫病。かつての痘瘡やコレラ以上に恐ろしい。衛生状態がわるいところで疫病がはやるのは、今も昔も同じ。けれども、搬送するところがないからと言って、倒れた路上でそのまま放置されて死んでゆくなどというのは、21世紀の我々の世界であってはならないことだ。そのエボラ出血熱。輸入されたとして、我々の国のレベルの衛生状態の国々だと、それほど流行するとは思えないけれど、かと言って、パニック映画のレベル5?の消毒法と同じ程度の装備のお粗末さを言うと、熱帯医学の専門家なんかに起こられるんだろうか。けれど、申し訳ないが、あんな宇宙服みたいなものに自分を閉じ込め、隔離された自己の安心感に依存するかの手法で、ミクロの生物たる、多量のウイルスの侵入を防ぐなんて「幻想」は、真空での宇宙服のように、物理的真空の条件下と違って、理屈でうまくいくはずがない、と言ったら言いすぎだろうか。そりゃあ、数百人規模で、宇宙にでたら、数パーセントは、窒息するかも知れないけれど。。相手は生き物。それを媒介するベクターに事欠かない地表では、そううまくi行くとは思えない。だから、無私無償の関係者の働きには、本当にほんとうに、頭が下がる思いだ。(つづく)