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sent37-01312032122/マインドコントロール1(1312)

inhalts

sent37-01312032122@ 色々思うところがあって、暫くまた去年のようにこのコラムお休みしておりました。今年は、お仕事は休んでおりません。では始めます。
 去年書いた、戦争の足音。それは大きな音をたてて近づいている。これは現実になるかも知れない。
 国土。それは大切だ。大きい方がエラいだろうか。この広い? 国面積を持つ日本も、それを保つための海洋基本法が、2007年に、21世紀初頭の平成になって成立した。これがだんだん重さを持ってきた。原子力。1955年に成立した原子力基本法。2012年の改訂に「我が国の安全保障に資することを目的とする」と加えられ、同時に成立した改正宇宙機構法も、「平和目的限定」を削除した。最近になっての日本版NSCや秘密保護法案。字が違っていて秘密反故法案ならばよしとしよう。これらの動きを追えば、去年9月の尖閣の国有化なぞも、中国の動きを先取りした戦争への足跡だと、今なら理解できる。それらのプロセスは民主主義とはかけ離れ、政党に関係なく、ちゃくちゃくと官僚の間で進行して、議会の中ではないと感じる。大政翼賛会という議会で戦争に走った1930年代よりはさらに、静かに進行している分、恐ろしいのではなかろうか。サンデーモーニングで言っていた「民意」の意義は今や地に落ちている。

 国土。それは大切だ。ましてや、最大でEEZ(排他的経済水域)を勝手に自分の家とすれば、第6位の大国ということになる。それを守る世界海洋条約は平和時の取り決め。条約とは、約束なのだから、そんなものは、戦争が始まれば一挙になくなってしまう。負ければ、すべて奪われてしまう。アメリカも中国も21世紀が始まってからこれだけ時間がたっても、なお核抑止力を最大戦争抑止力としている事実。すこしでも弱れば、じりじりと国土を増やす国威。われらが朋友、アメリカさんの浅薄な入れ知恵や介入。どうなったか。いつまでたってもイスラムとの戦いは終わりがなく、いまではみんな知っている結論。イスラムは弱くないし、したたかだ。対イスラムに限らず、パワーをオールオアナッシングで考える固定観念。まるで、東洋の思想から考えれば、小学生並だ。核抑止力を味方のみに持たせ、敵は通常兵器もしくは、航空機による絨毯爆撃。劣化ウラン弾やクラスター爆弾の実験台にするやりかた。ベトナムでは化学兵器の実験もあったが、結果はと言うと、現在も含め、朝鮮動乱以外すべて負け。ゲリラ戦には勝った試しがないのに、執拗に戦術を繰り返すのは、ほとんど意味不明である。あの使えないコスプレーも同様に意味不明だ。あれ、オスプレーだった?アジアでは、両雄にならんとする、または唯一とならんとする中国の侵攻が始まっている。

 ピストルを持つガンマン。誇り高い彼らは、悪漢から家族や友を守るため立ち上がり、そいつらを殲滅する。こういう時代遅れのパワー(鉛弾)バランスの固定観念から、まだ抜けきらない多くの大国。鉛弾をそれを放棄した(させられた?)我々は、同じ立ち位置に戻れば、それこそ勝つことは出来ないだろう。そうではない。その旧式なバランスから抜け出すことが出来るものがいるとすれば、それは我々ではないだろうか。軍艦に包囲された尖閣を解放するのは軍艦だろうかと言う意見である。想像する。。ケラケラお笑いヒッグズ(なーんてものがあったとして)の幕の上で、一挙にピストルを海に捨てさせる電位変化を、側頭葉の奥底の扁桃体の神経細胞に起こさせることが出来るとき、日本人は真の宇宙人になれる。日本人よ決して退化してはならない。大戦や、2つの被爆がそれを語っている。歴史から学ばなければ歴史はただくりかえすだけだ。けだし、頭を使うところを間違わないようにしたい。どんな人間も他の生物もその人生は一度きり、しかもひどく短命なのだから。などということを去年書いたが、これは、そのままジクジク進行している。

 最近の中国の防空識別圏の問題。日本はついに相手の誘いに乗ったと思う。頭に来ている。もともとあれは、領空ではないし、いままでの44年間は、日本はアメリカの尻馬にのって、中国にずいぶん近いところまで勝手に設定して、中国などの空軍機にスクランブルをかけた。戦闘機やレーダなどの能力の差だった。もともと向かってくる的を迎撃するんだから、相手に近いほどスクランブルをかける範囲が敵に近いのは有利だ。現在、むしろ中国が、日本が攻撃的になってきたので、カウンター的にそれを儲けて、中間ゾーンを作るのは戦略的に当たり前の気がする。もちろん、戦争をしているわけではないから、民間機は、軍隊と関係なく、世界の航空協定などの取り決めに従うのなら、自由な飛行と安全のためにも、(戦争とは無関係に通常の安全のためにも)飛行計画を近くの国に出すのは当たり前だと思う。いらないことだが、軍用機は必要ない(だろうが私の立場では触れたくない)。
 互いに相手国にはみ出た防空圏が出来るわけだから、その間にはさまれた空間で無人機を撃墜されても、国際世論は、日本に見方しにくくなる。日本の圏内、ではなく、中間ゾーンの出来事になるからだ。海警と保安庁の小競り合いどころではなく、戦闘機同士のロック試合が始まりそうである。相手が100機いるなかで、日本から数機で対応したりすれば、心理的に追い詰められるのは、自衛隊のパイロットだろうから、一触即発とはこのことである。この危険を2007年ごろの松岡圭祐という作家が「千里眼」シリーズで警告していたから、それは、まさに「いまでしょう」。
 中国の反応はすごい。だれか評論家が、知った気に、中国軍が、シリビリアンに対して勇み足をしている、みたいな、間違ったうがった見解は、何ら意味を持たないと思う。防空識別圏を解除しろというのなら、あんたも解除しろ、と言ってくるのではなく、まず日本が解除したのち、日本が設定した44年間を優先を考慮して、こちらは、44年後に解除する、ということだ。これは、不気味な深謀遠慮だと思う。中国にしても、韓国にしても、どんなにこちらが親しくしても、うらみは忘れない、今後も科学の力がどんどん進化したら、それまでの負けの分はかならず取り返す、という態度だから終わりがない。南沙のあたりにしても、フィリッピンや、インドネシアの人たちが、今、島をとられても、自分たちの国力が、中国をしのげば、同じ言いようで仕返しするとすれば、平和などは来ようがないことになる。このあたりを勘案して、ウチの首相が音頭をとろうとか思っているとすれば、すでに何らかのマインドコントロールを受けていることになる。だれから?(つづく)