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sent37-01303252257/還暦すぎの就活(1303)2 ......

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sent37-01303252257@「困っているのを助けるんだから」、と言われ、足元を見られないように、という気持ちなのかはわかりません。そんなことより、困る、と言うことは、なにに置いても困るわけで、変なプライドはさておかれるもののような気がするんです。それが実際はそうでないのは、医療側つまり、われわれ働く側の思いではないでしょうか。現在は、とても安全な苫小牧と同じなわけ。当院の尽きない悩み、職員確保の問題の問題に行き着く訳です。ウチの職員さんは、と言うと、新しい人は、全然いつきません。そんなに土日がないことが、家庭生活に影を落とすのか、と思うのですが。逆に、うちの奥さんも含めて、いまの仲間は得がたい人々です。そこにも当然家族があるのですよ。それなのになぜでしょうね。我が方安庵も、しかるべく確実に高齢化のなみが訪れています。まあ、彼らの名誉のために言えば、本当に高齢なのは私だけですけどね。とは言え、皆の動きを見ていると、やはりそう感じるわけです。時折忘れたようにある面接も、最初は、「あ、土日全然大丈夫デース!」って言っときながら、何日かたつと、「やはりいろいろ考えてお断り」とされるばかり。それほどに土日の休みとは大切なのでしょうかね。そこには、医療人のプロ意識が感じられない気がするんです。そういう看護師さんに至っては、ついついあんた、生計のためにこの仕事してんの、という嫌味を言いそうになってしまうことがまれならずあります。ナイチンゲール精神よどこへ行った、ではないのですが。
 つまり、土日がなくなることへの思いで、患者さんの思いではないはず、と言うのを、13年の実践で、身をもって私は主張しますですよ。確かに、仙台市内など、人口密集地域では、土日診療はかなり行われていました。そう、患者さんは、かならず土日に困っているはずなのに、それが、医療機関側に理解されているのかどうかでしょう。流されて、仮設の中で仕事をしながら、新たな出発の第一義に、「患者のニーズ」がないはずはないのです。それは、医療機関側からすると、土日祝日が確保されていて、あまりたくさんはらわずに医者が来てくれるに越したことはない。でもそれでは、そもそも医療過疎の現実をふたたび作ってしまう。それが、過疎の場所でこそ、土日がまかり通っている様子だなあ。土日を公的な診療所や病院でやれば、お金はなんとかなっても、事務職なども全員に勤務に影響が出る。つまりそこにキモがあるような気がしたのでした。それで本当に困っている所の医療、と言えるのでしょうか。一体、ボランティア、ボランティアって、本当はだれがしなくてはならないの、ってつい言いそうになる。これが、この2月あまりの集中就活での総括でしょうか。なんか残念です。ブログなどみていると、やる気のある「よそ者」先生は、寝る間を惜しんで仕事されているようです。そんなことまでさせずに、この際たとえば、医療機関を2分し、平日病院と週末病院にわけて体制を組むならあたらしい地域になるでしょう。そういうチャンスにこそ恵まれている地域のはずなのに、またゾロ、古い復興というか、患者中心ならぬ医療側の実益復活をめざすのでしょうか。繰りかえしますが、被害のなかった仙台の市内には、土日診療はざらにある。ニーズとやらに沿って。恵まれた地域にはあって、最も恵まれない地域にはない土日診療の実態。国からのお金は、被災地に直接には行かずに、新しい医療構想に使われるかもしれない実態。
 本当に必要な医療、おまえはどこに行ってしまったのだ。いや、そんな事はないって?土日診療バンバンあるよって? そう、実際にはあるけれど、みつけられない私が悪いのかも知れません。あったとしても、すでにボランティア的な若い先生ががんばってやっていらっしゃる。爺さんの出る幕はないだけかも。でも、若者よ、燃え尽きなければよいのですが。ボランティアの先生は、たぶん、疲れたので休むね、なんて、おっしゃらないのでしょう。倒れるか、辞表を出すまで、口が割けても言わないのでしょうね。もちろん私は、まだ諦めたわけではありません。今もさがしてます。私の条件。繰り返します。日当直しません。年だし疲れるし。ボランティアやりません。暮らしていけないし。それに、一番行きたい、岩手県の田老地区や今回話のあった本吉などでは、空港から遠すぎて、2足のわらじでは無理。福島の南相馬から、宮城の女川あたりまでの60〜100km位の距離です。やはり、実際患者さんは、非常に困っていると思います。その声が聞けなかったのはなぜなのか。彼の知の医療の体質なのかも知れないし、単にこちらの探し方が悪いのかもしれない。そこのところはわかりません。まだ諦めておりません。だれか、仕事ありませんかぁ!(0130325)。