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sent32-01010111551/資源国日本(1010) ......

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 最近、平和天国日本もきな臭い。外交には、表面と水面下と両方ある。水面下でどんなに賢く立ち回ろうと、表面での面子が大切。隣国との争いで、面子をつぶすようなことは、たとえ利益があったとしても、国の顔を汚すからしてはならない。そのことを、政治家は肝に命じるべきだと思う。だからと言って力の争いは時代遅れだ。なぜなら、自分の顔をしっかり相手にむけ、目止めを合わせて発言することと、殴り合いはまったく別物だからだ。人がしっかり自分の気持ちを伝えようと口を開いたら、いきなり殴りかかる粗忽ものがもはや21世紀になっても存在するはずがないと言うメンタリティをお相手にも守ってもらう。甘いって?そうかなあ。そういう事がわからない人とはつきあわず、そういう事をしない人と付き合うべき。それが輸入国日本であってみれば、不可能というなら、可能性を探すのこそ外交や産業の能力だ。そうしなければ、またぞろシーリングの落とし穴で、なにかしら陥れられて、逼塞感から、討ち死にしたくなる。これを拘禁反応と精神科の世界では言う。
危惧されること。日本人は平和を特に好む。だが、それは、なにかしら西の外れの暑い国のどこかが、援助をして、いつもでももらえるものだと思ってしまう的な精神だと批判されるメンタリティと相通じるものがあると思うのである。だからと言って、平和をいつまでもあるものだと思うな、と言っている訳ではなく、平和を維持するために全精力を傾けろと言っているのである。今のいまであれば、そのキーワードはたぶん、「資源」ということになる。
 論点を変えてみようか。やや具体的に考える。我々は日本の国土に暮らす。もちろん人間は陸生動物だから、居住は陸上である。この「陸上」だけでも、世界に約200ある国または、独立区の中では面積で60番目で、これが成績だと上位ということになるからけっして狭すぎる訳ではないし、立派なもんだ。これが、「海洋」の話になるとどうなるか。今話題の EEZつまり排他的経済水域をいれる面積で行くと一挙に世界でなんと6番目となり、学校の成績なら大変エリートである。 EEZは、もちろん自国ではないので他国の船も通れる。が、経済利益は独占できる海と皆で決めたはずなので、こと資源ということになると、日本は、大変な資源大国なのだ。どっかにも書いてあったが、あんなに、宇宙に金をかける位なら、その数分の一でも海の探査に金をかければ、レアメタルだろうが、海産資源だろうが、日本はリッチな国であれるはずだ。 海底油田なんてもう古い。海藻からバイオ燃料を作るとか、いまは金のかかってダメなメタンハイドレートを安く代替化石燃料にするとか、いくつかの方法が確率し、コストの問題が解決できれば、世界の一次産業は、その偏在の様子が、ことまでと逆転することになる。日本は、近未来に資源大国となり、一次産業で食っていく国になるかもしれない。
 話題のレアメタル。これらを海から採るとか本気でしなくては。海底熱水鉱床を沢山見つけて、ウラン、マンガン金 や銀 、銅 、亜鉛 、鉛 などを精製するとか。こんなものであれば、隣国に首根っこ抑えられなくても、火山、海底隆起 トラフなどなどにいくらでも沈殿しているのではないだろうか。  繰り返すけど、今の形の化石燃料はもうふるい。隣国は、海底油田を日本と摩擦を起こしても手に入れようとしている。と同時に、電気自動車の分野では、コストの安さから、進んだアメリカより先に普及をさせるかもしれない。このことは、まだ化石燃料を使用しなければ、自国のインフラがなりたたない証拠のようなものだ。つまり、需要を抑えて、資源を確保するという単純な図式だ。風力、や化学力など燃料に頼らない電力や、電力以外のエネルギーの研究はまだまだのようだ。いやむしろ、海底油田ではなく、同じものに目をつけているとすればどうだろう。 ここにこそ、無駄な争いよりも、日本の知恵と精神の集中が必要だ。医薬品を作るのに、火力発電での電力を想定するとしたら、日本の水準は隣国と同等ということになり先進国とは言えない。アメリカも中国も文字道理100年も前から現代の大国だ。でも後者はだからといっても、いわゆる先進国とは言えない。そこに日本は自信をもって戦略を立てるべきだと思う。海底探査船「ちきゅう」が活躍を始める。だが未知の深海生物を探すのと違い、海底に到達したらそこから掘る技術、潜水艇ではないので、海底までパイプを通す技術などかなり高度な技が要求される。
 ここで、、 ワイヤードビジョンと言うのかな。このホームページはなかなか示唆に富んでいるホームページで、是非皆さんもご覧いただきたい。どうだろう。例えば、頭痛からガンまで イモ貝(毒貝)に由来する鎮痛成分のジコノチドは、モルヒネの1000倍も強力で、それでいて中毒性や副作用がない鎮痛剤『プリアルト』が発売されようとしているという。他に、海綿由来でガン治療に役立つものも研究中だという。日本ではどうだろう。我が母校の別セクションに水産学部があるが、海の資源の研究もずいぶん進んでいるのではなかろうか。
 話は戻るが、もちろん領土は母国の体だから、しっかり守ろう。外交とは、おべんちゃらではなく、いかに他国に聞き、自国を守ることだからだ。そして、武器はとらないが、戦争と同等の力関係の公使もありうる。川をせき止めるだの、兵糧攻めだの。ただ、戦争はあくまで戦争で、自他ともに傷つく。外交とは別に、国民が逼塞感から開放されるために、首をしめられても平気な国作りに集中したいものだ。先の大戦では、アメリカや中国がスクラムを組み、資源のない日本を兵糧攻めにするか、兵糧攻めに会うグライならこっちから先制、という機運もあったように感じる。今現在もドルと元と円をみていれば、日本だけ円高で、しかも日銀の無金利政策にまったく協調しないから、幸田さんも為替戦争だと言っていた。
 そこで、また資源の話に帰るが、首をしめられても平気ならば、国民の逼塞かんというかストレスはかなりとれるよね。海に囲まれた我が日本。であれば、領土、ではなく、「海洋国家」と世界の皆が認める国作りに本当の賢人の知恵、日本の知恵が必要だと思う。明るい未来のためだね。レアメタルにしたって、海底熱水鉱床というところがあれば良いのだろうから、海底火山があればその可能性は高い。日本は、海も山も火の国だ。鉱床では黒鉱というのが、金 や銀 、銅 、亜鉛 、鉛 以外にも、チタンだとか、パナジウムなど、レアメタルや金などの含有率が高いらしい。火山は海底だろうが山だろうが、同じだろうし、ましてや、温度や圧力が、結晶の出来方に影響するんだろうから、高い気圧がかかる海底での鉱床は、純度が高いとかとても良いものがとれるのではないだろうか。温度や圧力でいうなら、昔から代表はダイアモンドだろう。日本にダイアモンドはでないが、それは大きな岩盤のプレートの地質ででるからで、日本のような、不安定なプレートの地質ではないという話もある。しかし、海底熱水鉱床にはないのだろうか。夢でもある。クオーツ。水晶は、工業から宝石までいろんな用途がある。CPUなんかの素子に流れる電流の制御に使う発振回路から、美しい宝石まで。しかもこれはどこにでもあるケイ素つまりシリコン(分子量は28)と酸素(分子量は16)の化合物でしかも、結晶は常温から1000度までの間で、圧力も低圧から高圧まで幅の広い条件で作られるらしい。火成岩であり花崗に含まれるもの、熱水鉱床で発見されるものまである。海底火山付近には、大きく純度の高い水晶がごろごろしているかもしれないじゃあないか。
 さて問題は、これらの貴重な資源をどうやって取るか、だと思う。文明開化以来、特にこの分野で日本が優秀だった事実を私は知らない。だからここが日本がおろかなとこだと思っている。そうでなければ、秘密裏にそういう開発は進んでいるのかもしれない。あまり、このあたりは、ニュースにしてはならないという判断の可能性もないとは言えないが。
 そう言えば、 WIKI ここをみてほしい。なんと、そんな場所が沢山あり、それが日本と関わっているのがわかる。日本は火山列島であり、北方四島千島列島アリューシャンとそれが続いている。これは広大な太平洋プレートの辺縁に存在する地理的要素から来ているところからも、北方四島は海洋資源的には、重要な場所となる。逆に日本海や中国本土は、火山、活断層、熱鉱床とは離れていそうだ。海洋資源といっても大陸棚の発達したところに多い海産物資源と、プレートの沈み込みやら、火山という鉱物資源などに分けられる訳だから何が幸いするかわかったものでもない。去年も沖縄沖にそういう熱水鉱床が見つかったらしい。
 iPS細胞。今年は残念ながらもらえなかったが、中山教授のこの細胞は必ず、日本に初?のノーベル医学賞をもたらすと私は確信している。でも地道な化学の有機化合物の生成とか、観念的?な理論物理の分野では日本は強い。ノーベル賞おめでとうございます。で、こういう高度な分野では強いのに、一次産業的な資源の分野はあまり強くない感があるが、これは私の勉強不足だろうか。。あんまりおっとり刀はイジメられる原因を作る。世の中はせちがらいのである。 これを見てほしい。
 「世界」を相手にするには、やはり、生きていくための資源確保の観点から教育をやりなおす必要がある。そうして、たくましさを備えた、本当の意味での強い日本を作る知恵に全精力を集中する時だと思う。もちろん科学力も大切だが、「冷静な精神力と集中」は今まさに切実だ。 (101011)