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sent31-1001032305/行く年来る年(0912) ......

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この「ちょっと一言」は、暫くお休みしていた。なんと9月21日にジャカルタの報告をしたのが最後だ。それからは、数行単位で少しずつ書き溜めていた。やっと一定の長さになったので、この言い訳を書いています。3ケ月あまり、5月からの新型インフル騒ぎがのっぴきならなくなり、落ち着いていつものパソコンの前に座れなくなったからだ。1分も休みもない、とはこの事だ。医者になって30数年後に、大学の医局に入りたての下っ端のような忙しさだった。しかもこの年だしねえ。正直、自分も含めて誰か倒れるのでは、と不安にもなった。12月初めからやっと通常の状態に戻ったと思ったら、ナースが2人も辞めてしまい、週1ー2回しかこない、パートの相棒だけになって、予防注射も点滴も自分でするハメになってしまったのです。遅いときは0時まで、働かせたので、「私にも生活があります」風なヤメカタだったのだろうと思う。ま、本気で働いて、なんとか犠牲者も出さず、わたし的には、やせ我慢ではなく結構満足の年の暮れでした。では、本文に行きましょうか。
 ドバイショックは大変だ。資源のないアラブの国の不安。金持ちたちのリゾート地としての大変身の果ての金欠。
民主党の顔役者の献金というか贈与の問題。特に死者や無関係の人を献金者にでっちあげた手法。はたまた日本の顔だった日航の凋落とOBの臨時株主会での態度。自分のことばかり考える人々が世界全体の危機を増長させている。
そんな日本から離れる。日々伝えられる地震災害の多いこと、そして激しいこと。西ジャワ島、サモア、フィリピンなど、地震、台風の被害は甚大だ。それは、その都度の死者や損壊の一時的問題だけに止まらない。孤児孤独からインフラの復興まで、5年、10年単位の計算までもしなくてはならない。復興などと言うよりは新たなコミュニティの創設である。もともとのインフラなど、日本と比較するとないに等しいからだ。電気、上下水道、医療などなど。大凡等しく皆が享受するサービスなどありはしない。 すべてはこのようだ。アルカイダやテロの日常化の中で、温泉につかり、ゲームに金を使い、楽しそうに家族旅行をする我が子と違う心身共に砂漠のような過酷な環境でサバイバルする子供が同時に存在する世界を見渡すと、限りなくすることがある。
 今の日本では、黄泉の世界から、金の亡者たちが跋扈し、再び歩き始めたようだ。さながらスリラーではある。首相はあれだけの疑惑があるのに平然としているし、普天間の問題と郵政のゆり戻しの問題に及んでは、最初から社民党と国民新党にやらせるつもりで、つまり、自分とこでやると批判集中するからあんたんとこで、みたいな密約があったようにさえ感じるのは私だけではないだろう。あれだけ議席があるのに、参院戦の為だとか何とかこじつけて連立にしたな、みたいな感じだろうか。さらに勘ぐれば徹底的は党首討論の拒否など、行きすぎた国会運営も、選挙で勝ったらいっきに攻めるぞ、的な小沢手法を感じてしまうのは言い過ぎだろうか。最初からなにやら不自然。国民、自分もふくめてだが、は裏切られたかもしれない。
 一方で確かにいろいろ変わってきた。カナダやオーストラリアでやって成果のあった仕分けなども良いと思うし、色んな旧予算カットもよいだろう。カットしてみて、だめなら戻せばよいのであって最初から継続ありきでは、新しい政党色なり、物事なりはかわらないからだ。少なくも、腰に手をあてて答えるいかにも東大デらしいクソ生意気そうに腰に手をあてて答弁するねえチャン(。。。うーん長い!)がやりこめられる様は、その後の仕返しを考えたとしても、とても溜飲がさがった人も多かったろう。。。つまり、余りに自己保存的な巨大組織に、やがては傷が塞がるとしてもだが、刃を入れるのは、よいことだと思う。どんな賢い奴にしても、無鉄砲なやいばには叶わない。で、ダメージはどうか。それはあまりないだろう。こういう政情不安で必ずあるはずの不可思議な自殺は、まだ一件も報道されてないような気がするし。
 裏を考えてみる。「民主党」と言えども自民党から出て来た人たちだ。今、ハッキリ別なのは共産党だけという不可思議な状態。国民は、アンチ自民党で民主党に投票したわけだから、連立を組まれても文句は言えないが、それにしても露骨ではある。O氏。批判を逃れ、裏方に徹して、Hさんを表にたてたるところまでは、ある程度国民も予想した。けれど、こうも露骨に支配しているところを見せつけるのは、浅ましい。宮内庁の役人が、無理な中国の注文に苦言を呈したのは理。それに対して、「辞職して言え!」とは、理がないし、独裁的だ。確かに、日本の象徴だけと言いながら、妙に持ち上げすぎたこの半世紀ではあるが、さりとて、わかってごり押しする中国だけ特別にするなんて理に叶わない。それは象徴ではあるが、日本は属国ではない。中華思想がはっきりしている中国に、外交的にあの態度は理解できない。いろんな意味で、対等な国の関係を一から構築するなら、そこがが大事でしょう。アメリカと距離を奥なら、中国とも等距離をおかなければヘンである。民主党大勝で、いままでのうっぷんをはらした態度はある程度理解できるが、国民が信任したからナチスが存在し得た風な誤解は、大変おごり高ぶりである。それが民主党という名前の政党だ言うことがヘンの上にヘンではある。
 かかるO氏。田中角栄を仰いでいることをはばからない。中国との結びつきも深い。社民党は別としても国民新党のK氏ももともとバリバリの自民党だし、またまた懲りずに選挙対策ならぬ民主党を割り、自分が新自民党をK氏と再興しようとしているようにも見えるのは錯覚?民主党は新生自民党を生み出す胎なのかもしれない。それとも新生自民党は自民党ではなく新生党とでもなるのだろうか。
。。。中国を友とし、いつまでも軍事作戦に依存するアメリカと距離を置き、日の丸日本株式会社を再生させる。国民は良き働きバチに徹して子供を増やす。総生産を再び上昇させ円安を誘導し、近隣各国と相互条約を締結し経済圏を確立しと、、くるってまった時間を取り戻し、一億総中流の日本の自信を復活させようとするかのように見えるのは私だけ?しかし、そのような試みはたぶん失敗する。何故か? それは、日本がアメリカが押しつけたグローバル主義を否応なく選択したときから日本は幸せな総中流を捨て去ったからだ。「外人さん」と自分を常に峻別しながら暮らしてきた、鎖国的、あるいは「島国」としての意識を いわば「劣等感」だから、と捨てようとしたところから、我々は総中流から脱したと考えるべきだろう。
 彼ら、金権にまみれたウーパルーパは、気持ち的に成熟しつつある国民の変化に決して気づきはしないだろう。。尻切れとんぼですが、こんなことを考えながらの久々ののんびりしたお休みです。ま、明日までだけど。皆さんよいお年を。そろそろ、行く年来る年ですからヤメましょうかねえ。では。(09の大晦日)